旅行年月:2016年7月
本日は奈良県みたらい渓谷ウォーキングコース経由で洞川温泉周辺を散策しました。
まずは近鉄下市口駅からバスで天川川合まで行き、そこからみたらい遊歩道で洞川温泉へ向かいます。(みたらい渓谷ウォーキングコース)
みたらい遊歩道は、天川川合と洞川温泉を約2時間(約5km)で結ぶ天川村の自然を満喫するコースです。
下記サイトより、各ウォーキングコースのマップを入手できます。
参考サイト:大峯山洞川温泉観光協会 http://www.dorogawaonsen.jp/
バス停から下へ下り、案内板を頼りにみたらい遊歩道の入り口へ(徒歩15分ぐらいです)。みたらい遊歩道は主に山道ですが、ほとんどきれいに整備されており、歩きやすい道です。
道中は、とにかく橋が大小問わず多い気がしました。しかし、利用者はほとんどいませんでした。みたらい渓谷が目的の方は、ほとんど車で来られているようで、わざわざ暑い中歩いてまで・・・といった感じでしょうか。
みたらい遊歩道入り口から、みたらい渓谷の休憩所、駐車場までは30分ほどで到着します。
●みたらい渓谷と洞川温泉センターの場所(googleMap) >
みたらい渓谷は、みたらいの滝がメインの観光地だと思いますが、吊り橋から眺める滝もよし。
また数々の巨岩や奇岩、岩穴も見ごたえありです。奥へさらに進むともう一つ滝がありますが、これもみたらいの滝になるのでしょうかね。それほど長居するような所ではないですが、観光客も多くなくゆったりと自然の神秘を堪能できること間違いなしです。
2つめの滝のあたりが車で来られた方が見に来る最終スポットではないでしょうか。
自分はこれより、そのまま遊歩道を先に進みます。しばらく山道を歩くと一旦、公道へ出ます。
さらにしばらく歩くと、公道沿いに再び遊歩道のゲートが現れます。
洞川温泉に到着後、ひとまず河原の公園でしばし休憩。洞川温泉は、マップを見てもなかなか見所も多いところです。
また、周辺にキャンプ場が多いため、家族づれが結構訪れていました。
まずは面不動鍾乳洞へ向かい、龍泉寺→かりがね吊橋→こうもりの岩屋→洞川温泉センターの経路で周辺散策したいと思います。
洞川温泉センターから面不動鍾乳洞の下の入り口までは徒歩4分ほどですが、入場口までは坂を上らなくてはなりません。
徒歩で上るのがきつい方は、トロッコ(有料)を利用することもできます。もちろん自分は徒歩ですが。まぁそこそこ上るだけあって入場口まで上がると見晴らしもなかなか良いです。
さっそく料金を支払って入ってみましたが、規模はそれほど大きくはありません。どうしても高知の龍河洞を以前見てるので、それと比べてしまうわけで、スケールが違いすぎて見劣り感は否めませんでした。ただ初めて鍾乳洞に入られる方にとっては十分楽しめるかと思います。
中は当然ひんやりと冷たく、寒がる人も多くいました。(冬は逆に暖かいようです)また通路が狭いので、観光客で混みあうと渋滞状態になります。
今回自分は他の方に迷惑にならない程度に撮影しながら、少しずつ進んで20分ほどで出ました。
面不動鍾乳洞を出てしばらく休憩した後、下におりずに面不動鍾乳洞から山道へ続く遊歩道を通って、かりがね吊橋方面へ。
途中、大峯山龍泉寺へ下りる道があったので少々面倒でしたが、先にこちらを見ることにしました。龍泉寺は修験者のメッカで修験道の根本道場として有名とのこと。
ここでさすがに疲れていたのか、本堂を見逃していました。正面から撮影した八大竜王堂が本堂だと勘違いして勝手に満足してました。よって本堂の画像はなしです。
一旦境内から外に出て、下からかりがね吊橋の外観をチェックしてから再び龍泉寺経由で元の山道遊歩道に戻りました。
龍泉寺から元の遊歩道へ戻ってそのまま少し歩けば、すぐにかりがね吊橋に到着。かりがね吊橋は全長120m、高さも50mあり、天川で一番長い吊橋とのこと。
網で囲まれているとはいえ、ちょっと強い風が吹くと大きく揺れてさすがに恐怖を感じます。安定感のある橋ではないので、高い所がそれほど得意ではない自分は恐る恐る渡りました。
かりがね吊橋を渡りきってから、そのまま遊歩道にて大原山展望台を経由して蝙蝠の岩屋・蟷螂の岩屋へ。
大原山展望台から蝙蝠の岩屋までは徒歩24分くらいで、途中キャンプ場の間をぬけるので、家族づれなどでにぎやかしくなります。
キャンプ場を過ぎるとすぐにこうもりの岩屋に到着です。さっそく入ろうとしましたが「勝手に入ってはいけない」内容の看板があり、もう少し先のとうろうの岩屋に隣接する事務所で料金を支払うようです。
で、事務所で料金を払おうとしましたが、先客(男性1名)がおり、なにやら蟷螂の岩屋の入場口の前でお客と事務所のおじさんが横に並んで、祈祷だかお経だかわかりませんが、唱えはじめました。
すぐ終わるだろうとしばらく見て待っていたのですが、これが結構長い(数分ぐらいでしょうか)。客の方も「いつまでやんの」みたいな感じで横目でちらちら気にしてました。
その後、お客が洞窟の中に入っていくやいなや、その事務所のおじさんは今度は事務所の脇でまた、なにやらブツブツ唱えはじめました。(お客が入っている間ずっと・・・)
よっぽど神聖な場所だからなのかわかりませんが、この様子を見ていた自分はなんだか気持ち悪い感じがして、今回は蝙蝠の岩屋・蟷螂の岩屋ともに入るのをやめました。
最後は旅館温泉街を通って、洞川温泉センターへ。
温泉街にそれほど人はいませんでしたが、各旅館に●●御一行様の札が多く貼ってあったので来客は多いのでしょう。昔ながらの旅館が立ち並び、その雰囲気は中々良いですね。
温泉街を抜けてお食事処であゆの塩焼き定食をいただいてから、洞川温泉センターへ。
日帰り温泉施設は洞川温泉センターしかないと思って利用させてもらったのですが、いかんせん客の多さの割りにキャパが狭いように思います。
入場券(大人600円)を購入する際も釣銭切れのようで(自分はちょうどありました)券を購入できない人もいました。
浴場も洗い場は空き待ち。露天風呂もありますが、向かい合って足をたたんで6、7人が限度。常に人がいるので、とてもくつろげませんでした。15時ぐらいに入ったのでちょうど混み時だったのかもしれませんが、もうちょっとゆっくり入りたかったです。
天川の洞川温泉はマイナーな観光スポットかもしれませんが、本日見たところ以外にも母公堂、河鹿の滝、名水百選 ごろごろ水などもあり、見所も多いところです。
観光客もそこそこ訪れていますが、メジャースポットに比べるとぜんぜん少ないかと思います。時間がある方はぜひ、みたらい渓谷と1セットで行かれることをおすすめします。